About

新たな住まいや空間づくりは、夢や希望に満ちた新しい風景を作ることだと思います。

新しい風景を創造する際、お客様から部屋数はいくつ欲しい、リビングは何畳欲しいなどご要望を頂くことが多いですが、それらのご要望は理解した上、さらに＋αとなるお客様の住まいや空間提案をしています。

＋αの部分を創造する際、その環境に流れる風や差し込む光、色彩も大切な要素だと考えています。
また、お客様のライフスタイルや好きな音楽、車、家具、趣味などを理解し、暮らしの中に心和む新しい風景を提案しています。

商業施設の場合は、プロジェクトの目的やターゲットを理解し、収益性を意識したデザインに加え、新たな価値や感動が生まれるよう企業や組織と共創しています。
環境やサスティナブリティ、エシカルといった観点からの提案もしています。

私は幼少の頃、レゴブロック遊びが大好きで建物や乗り物などたくさん作って遊んでいました。
作ったものが親や周りの人から喜んでもらえたり、褒められることに喜びを感じていました。

それから高校時代、原宿でショッピングした帰り道、代々木体育館が目に留まり、血が逆流するようなもの凄い衝撃を受けました。
いつか私もこのような建物を設計できるようになりたいと思ったことが建築家を目指すきっかけです。

大学では建築を学び、設計や建築士の授業が好きでした。
建築を学ぶ中でそれを取り巻く時代のカルチャーやファッション、音楽を重ねて勉強し、色々な視野が広がりました。

将来、建築家になりたいと強く思っていたため、アトリエ系の設計事務所へ就職し様々な用途の建築を経験し、独立後、最初に手掛けたのは家具づくりでした。
私は暮らしの中で使う道具の先に空間や建築があると思っています。
原始時代は、獲物を狩るための道具を初めにつくり、その次に自分たちの暮らしのための住まいを作ったと思います。
私も暮らしの中で身近で暮らしに寄り添う家具である椅子をデザインしました。
​​​​​​​展示会に出展すると、自身の期待以上に高く評価を頂き、家具をきっかけに設計の仕事にも繋がっていきました。

お客様のご要望を十分理解することが重要です。
打合せを重ねていき、その度に本質を深く掘り下げて、優先順位を考えながら整理していきます。
お客様のご要望を叶えるだけでなく、時代性や経済性に配慮し、理想の暮らしや空間、その先の風景を考え、物語のあるデザインとなるよう心掛けています。

ある住宅が完成し、お客様のご厚意でオープンハウスをさせて頂いた時の話ですが、工事を担当した監督さんが自分のお子さんを連れて、完成したお客様の住宅を見学しに来られました。
その際、監督さんがお子さんに「お父さんが造った建物だよ。」って話しをしているのを聞いた時、私も住宅の設計をし、建物を造ったという想いがありましたので、監督さんも同じ想いをもって携わってくれていたことを知りすごく嬉しかった思い出です。

建築はお客様をはじめ、たくさんの人や職人が関わって完成します。
そして携わる人がプライドや責任をもって仕事をする必要があります。​​​​​​​
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お客様に満足して頂くことは当たり前ですが、携わった方々も自分自身が造った建築だと思えることが大切だと思っております。
大切に思われるとそこには愛着がわき、愛されるものになると思います。

そのためにも私もプライドや責任をもってデザインや設計をすることに日々努めています。

世代を超えて愛されるものは、社会にとって大切なものとなり受け継がれていくものだと思っています。
私は社会にとって愛されるものづくりをするデザイン活動をしていきたいと思っています。
未来を想うことで色々なものやことに優しくなれると思っています。
未来のためにできることを考え、想いながらデザイン活動をこれからもしていきます。